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駒村清明堂
2011/10/8
石岡市(旧八郷町)

木崎家
2011/10/8
石岡市(旧八郷町)

星野家
2010/11/03
茨城県つくば市

菜の花咲く小貝川
2010/4/25
常総市
(旧水海道市)

坂野家住宅
2010/4/10
常総市
(旧水海道市)


坂野家薬医門

2009/10/25
常総市

薬王院
2009/6/20 桜川市


真壁古民家

2009/6/17
桜川市


筑波山
2009/4/30
つくば市


VLBIアンテナ
2009/4/8
つくば市



2011.10.8 駒村清明堂 F4  地図 map
石岡市小幡(旧八郷町)


恋瀬川の源流?から水を引く

積み上げられた筑波山周辺で伐採された杉の葉。
十分に乾燥させてから粉にする
 八郷町で、線香造りを始めて約百年とのこと。先祖は九州から新潟、群馬と移り住み今はここで製造しているとのこと。八郷産の杉の葉を水車を使って粉にし線香をつくっている。水車でゆっくり粉にすると杉の香りが残るのだそうだ。茨城県内で水車を使った線香づくりを受け継いでいるのは駒村清明堂だけだ。その珍しさもあって、最近は線香を買うついでに水車を見ていく人が増えたという。
 私は、水車のスケッチついでに伝統工芸品の水車杉線香(5束1箱900円)を買った。

2011.10.8 木崎家 F4 
地図 map
石岡市上青柳(旧八郷町)
kizaki
 旧八郷町には、70棟あまりの茅葺き民家が点在する。集中していない分それらを巡るのは大変だ。茅葺き民家のそのほとんどは、住居として今も使われており、屋敷の敷地を含め茅葺き屋根の保存には大変な労力とコストが必要だと思われる。

 この日は、妻から教えてもらった大場家(写真右下)に始め立ち寄った。大場家はブドウ園も開設しており、駐車場やトイレまである。写真を撮りつつ、スケッチをしたいと話をすると、当主は「木崎家は、バックに筑波山が見えて良い風景だ。保存会の会長もしている」と言われ、大場家から木崎家へ移動した。

 江戸期に始まる木崎家は最も地位の高かった集落長の屋敷だそうで、母屋と書院の2棟の茅葺きを残している。
 屋敷林に囲まれたこの地区を代表する茅葺き民家で、木崎家当主は茅葺屋根保存会会長を務めている。
 木崎家は、母屋と書院の2棟の茅葺きを残している。
 屋敷内で母屋も含めてスケッチしたいのだが、そのポイントがない。道向かい田のあぜ道から筑波山を背景に描いた。
      

2010.11.3 茅葺き屋根の旧家(星野家) F4  地図 map
茨城県つくば市

 地元では「この家がここらじゃ一番の旧家」
 星野家は、TX(つくばエクスプレス)「万博記念公園駅」から徒歩10分の前野集落にある。10月末に初めて訪ねたときは、通用門の茅葺き屋根を葺き替え中だった。お聞きしたところ「筑波大の先生に相談して、修復することにしたんですが、県内には茅葺き屋根の職人さんが3人しかいない、と聞かされました。」「母屋(住居は別にある)の葺き替えはしないんですか」「そっちまでは手が回りません」とのこと。
 本来なら母屋も含めてスケッチしたいのだが、そのポイントがない。道向かいのやはり星野家の塀にくっつくようにして描いた。


2010.4.25 菜の花咲く小貝川 F4  地図 map
茨城県常総市
 古くは小飼川、蚕養川と表記された「小貝川」は、栃木県に源を発し、南下して茨城県常総市(旧水海道市)で流向を南東に変え、茨城県北相馬郡利根町で利根川に合流する利根川の主要支川。
 スケッチ場所は、桜の名所である「福岡堰(つくばみらい市HP)」の約2km右岸下流で、近くには時代劇の撮影にも使われる「常総橋」がある。ここは通勤経路でもあり見慣れた風景だ。桜は散ったが、菜の花が河川敷に彩りを添えている。
 冬の時期に野焼きにあわず枯れたままの葦(対岸)ときれいに焼かれた後から新緑となって伸びる新芽(手前側)、そのコントラストを表現するのは実に難しい。


201/4/10 坂野家住宅 F4 地図 map
茨城県常総市 
Historical private house
 旧水海道市に在る「坂野家」は、国指定の重要文化財である。
 坂野家住宅を描くのは今回で2度目。前回(昨年10月)のスケッチは重要文化財の一つである「薬医門」。今回はもう一つの重文である「主屋」を描いた。前回訪れたとき、庭に桜の木があったと記憶していて、今回は満開の桜を描こうと思っていたのだが、桜の木は確かにあるのだがまだつぼみであった。聞いてみると「ボタン桜は、咲くのが遅いんですよ」と。

 そのかわり邸内には「三つ葉ツツジ」が淡い赤紫の花を満開にさせて庭を彩っていた。



2009/10/25 坂野家薬医門 F4 地図 map
茨城県常総市 
Historical private house
 「坂野家」は、旧水海道市大生郷にある。交通アクセスはきわめて不便だ。そのため訪れる人は少ない。
 絵にした「薬医門」と「主屋」は、国指定の重要文化財となっている。

 今回のスケッチは、ロケなどにもよく使われる母屋ではなく表門である薬医門を描いた。この門をくぐると、写真の母屋が見える。


2009/6/20 薬王院 F4 
地図 map
茨城県桜川市真壁町
Yakuoin

 薬王院(桜川市のHP)は、筑波山北西山麓にあり、延暦元年(782)最仙上人の開基による天台宗の寺院で、山門(写真下)・薬師堂・三重塔などの伽藍が椎の木の大木樹林に囲まれ訪れる人も少なくひっそりとたたずんでいる。
 椎の木の大木樹林は、茨城県の天然記念物に指定されている。
 百名山筑波山への登山口の一つになっているが、茨城県に住んで通算20年余りになっても、つい数日前までその存在さえ知らなかった。


 薬王院へのアプローチは、マイカー以外その手段がほとんど無い。

 薬王院の敷地は広いようだが、傾斜地でもあり樹木が密生しているため、写真を撮る場所もスケッチする場所も少ないと言える。


2009.6.17 古民家(真壁) F4 地図 map
Makabe in historical private house
茨城県桜川市真壁町
 真壁町(現桜川市)は、建築後50年以上経過した民家などを保存していて、100棟余りが国の登録文化財となっている。真壁は、江戸時代から明治・大正にかけて、この地方の文化・産業の中心地として栄え、隆盛を誇った商家が次々と蔵や門などを建てた。
 散策マップは、市街地の各商店などに置いてあり、声をかければ何処でも貰える。
 スケッチした日は平日だったが昼近くになると散策するグループも複数見かけた。


 写真は3年前のひな祭り(真壁ひな祭りHP)のときに撮影したもの。3月3日までの1ヶ月間は、各戸で飾ったおひな様を見学できる。ひな祭りの歴史は浅いと言うが、古民家の見学と兼ねて訪ねてはいかがか?


2009/4/30  筑波山(茨城) F4  地図 map
Mt.Tsukuba

 筑波山は、日本百名山(深田久弥1964)の一つで、標高900mに満たない百名山中最も低い山です。首都圏にも近く、TX開業(2005年)後、路線バスの増発運行などにより観光客も多くなっています。
 この地域は、4月末から5月初めが田植えの時期で、田には水が引かれる。茨城県では最も美味いと言われる「北条米」。稲穂が黄金色をして頭を垂れる色合いも絵にしたいと思っている。
     ”苗代の土色薫る筑波山”
 つくば市観光協会のURLを下記に記しますので登山などをする場合の参考にして下さい。
 http://www.kanko-tkb.net/?cat=8



2009/4/8  VLBIアンテナ F4  地図 map
VLBI antenna in G.S.I 茨城県つくば市

 茨城県つくば市の国土地理院に設置してある直径32mのVLBIアンテナ(右側)は、一時期つくば市のHPにも掲載されていたと聞きます。
 地球から数十億光年以上もの遠く離れた電波星からの電波を各国あるいは国内で同時受信することによって、受信位置相互間の距離を求めることが出来ます。この観測を繰り返すことによって、定常的なプレート運動の速度を求めたりしています。